カルロス・サインツ、2戦連続でスローストップ「フラストレーションが溜まる」
カルロス・サインツのレースを決めたのは2回目のピットストップだった。ダニエル・リカルド(マクラーレン)のアンダーカットを狙ったフェラーリだったが、ピットストップに6秒を要してしまい、次周でカバーに入ったリカルドに前で戻られてしまった。
マクラーレンのランド・ノリス 「フェラーリ勢には歯が立たなかった」
「今日は非常に難しいレースだった。風の状況と気温によってタイヤをケアするのがとても難しかったし、フェラーリ勢と比較してかなりペースに苦労した。今日のフェラーリは強かった」とランド・ノリス。
セバスチャン・ベッテル 「あと数周あれば角田裕毅を捕らえられた」
PU交換ペナルティによって18番グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテルは、ミディアムでスタート。17周目にミディアムと38周目にハードに交換するピットストップを行う他のドライバーとはシークエンスの異なるタイヤ戦略を採用して1ポイントを獲得した。
セルジオ・ペレス、体調不良にドリンクシステムの故障のなかで3位表彰台
3番手をキープしたセルジオ・ペレスは、12周目にミディアムタイヤに交換。数周後のルイス・ハミルトンのピットインを誘発してチームメイトのマックス・フェルスタッペンをアシストする。
角田裕毅、6戦ぶりの入賞「チームに貢献できて本当にうれしい」
10番グリッドとなった角田裕毅は、好スタートを決めて8番手にポジションアップ。9周目、34周目にピットイン。ポジションを譲らずに9位でレースを終え、2ポイントを獲得した。
ジェイミー・チャドウィック、Wシリーズの2021年のチャンピオンを獲得
土曜日のレース1で優勝していた23歳のジェイミー・チャドウィック(Veloce Racing)は、日曜日のレースでもポールポジションからファステストラップも記録する展開で優勝。完璧な週末を過ごして今季4勝を挙げ、2019年の初代チャンピオンに続き、タイトルを防衛した。
ホンダF1、2戦連続のダブル表彰台「一戦一戦の結果がとにかく大切」
F1アメリカGPの決勝は、ファイナルラップまでもつれる激しい戦いとなり、マックス・フェルスタッペンが優勝。セルジオ・ペレスが3位に入り、レッドブル・レーシング・ホンダは2戦連続のダブル表彰台。ホンダF1としては1991年以来30年ぶりのアメリカGP制覇となった。
2021年 F1ポイントランキング (第17戦 F1アメリカGP 終了時点)
下馬評ではメルセデス有利とされたサーキット・オブ・ジ・アメリカズで、マックス・フェルスタッペンはスタートでルイス・ハミルトン(メルセデス)にリードを許すも、ピットストップで逆転し、最後は1.333秒差で逃げ切って今季8勝目。チャンピオンシップのリードを6ポイントから12ポイントに拡大した。
フェルスタッペン 「アグレッシブなタイヤ戦略に確信を持てていなかった」
ルイス・ハミルトンはスタートでマックス・フェルスタッペンからリードを奪ったが、レッドブル・ホンダが1回目のピットストップを早めてアンダーカットを成功させ、フェルスタッペンはトラックポジションを取り戻すことができた。